本レビュー「10倍売る人の文章術 　ｂｙジョセフ・シュガーマン」

いやーでも、この本、何回もいろんな場所で色んな人に勧めまくってる割に。

ここではちゃんとした紹介ページ。作ってなかったかなと反省。

というわけで

「全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術」。
　ｂｙ　ジョセフ・シュガーマン



あらためてレビュー＆感想してみましょうか。

この本の価値を一言で言うなら。


コストパフォーマンス最強。

ですね。

中身は、タイトルの通り。コピーライティングの本ですね。

著者はジョセフ・シュガーマンといって、アメリカのNo1のセールスマン……。
「ダイレクトメール専門の」セールスマンです。

彼が、自らの過去実際につくった、チラシやダイレクトメールを、
実際に紹介しながら、売れる文章術とはどんなものか。
コピーライティングの秘訣とは何かを語ります。

これ最初に読んだのは、せどりで中古本漁ってる時に
105円コーナーで見つけたんですよね。
で、タイトルにひかれてふらふらと読んでみたら……。

「面白えッ！」ってなんのなんの。

一番最初に読んだのは2年前かな。
そっからずーっと、自分のバイブル（聖書）で在り続けてる本です。
人にも、ガンガン勧めてます。
セミナーでも毎回薦めてるし。スカイプでも薦めてるし。
メールでも薦めてます。本聞かれたらとりあえず薦めてます。

冗談でなく、自分経由で40冊以上は売ってるはず。


いやいや、これすっごい面白かったですよ。


アマゾンでも、常に高い売り上げランク維持してて。
ランク1万以下ですからね。知らない人にいうと、これは出品即売れるLVです。
105円が最低価格990円でランク2000とか、
せどりで見かけたら、即買いですよね。
いや、そのランク、値段に恥じない内容でした。
最初は出品したけど、読み終わったあと、慌てて出品取り消しボタンおしてましたｗ
これを売るなんてとんでもないｗ　手元におかないと。


結構、著者ももう既に古い方で、20年ぐらい前のノウハウになるんですけどね。
だから、そんなに目新しすぎることは全然書いてないです。

しかーし！
だがしかし。

ライティングの基礎なんて、古今東西そうそう変わんないんですよ。
人の動かし方なんてね。今でも充分通用します。

でも、コピーライトに関するものを一切読んでないなら、
基礎がつまってるので是非ともおすすめしたい逸品。


実はですね。こんだけ感激するのもですね。理由がなくもなくて……。

自分は昔、初心者の頃、4000円ぐらいのコピーライト商材を買ったことがあるｗ
ある……ある。ある、んですが……。

ぶっちゃけ、この105円の本のほうが内容良かったです。
だんっっぜんね。比較にもならないぐらい。

この本を読んだとき、あれ、これあの商材にも書いてあったぞ……？
ここも、ここもだ。あ、これは別のコピーライターのメルマガの人がいってたことだ。
ここもだな。ここもか。
あ、これは乗ってなかったな。うーむ、ためになる。
って、なんでこっちのほうがタメになってんのさ！
ってそんな感じで読んでました。


例題にあがってるコピーライトはこんな感じ。

―――――――――――――――――――――
「【盗品】売ります」
消費者重視の新しいコンセプトが登場。
リスクを犯す気があれば、盗品を買うことができます
足がつく心配はご無用。保証あり。当社の盗品は新品同様で、
かつてのブランドや持ち主が知れることはありません

＜本文＞画期的な消費者マーケティングコンセプトが登場しました！
その名も「盗品購入！」

そう、盗品です！つまり……
―――――――――――――――――――――


これを見たら、大抵の人は本文にも眼を通してしまうでしょうね。
貴方もこの文の続き、気になりませんか？

そして、読ませてしまえばこっちのものということです。

本で強調されてるのは「商品の説明」に重きを置かないということです。
コピーライティングに重要なのは、そこではない。
もちろん、どこかでいずれはしなくてはいけないが、重要ではない。

重要なのは、ただ最後まで読ませること。

わかります？この素晴らしい意見！
普通は、商品説明こそ重要だ！って思うでしょ。
でもシュガーマン的には、それは4番目5番目なんですよ。

この突飛な意見が、かなーり論旨をもって説明されてます。
いや、凄い面白かったですよ。
そして、説得力ありました。


まずは読ませる事に全力投入。それこそがシュガーマン流。
商品説明なんか後の後。
2年前読んで以降、僕はこれずっと心に留めてます。
他の記事や、過去記事読んでみてください。

僕は役に立つことも結構書くようにしてますけど、
それを冒頭に持ってくることは滅多にありません。
大体後半に集中してます。
役に立つこと、は興味を引く内容、とは真反対であることが多く。
序盤にもってくると、読み手が即バックしかねないからです。

そんな内容は、最初から言わなくてもいい。
そういうのは、7,8割読んだ部分でおいておけばいい。
流石にそこまでいくと、読み手も読んだ時間無駄にしたくないから、
最後まできっちり読んでくれますからね。

それよりも、冒頭～半分ぐらいまでひたすら引っ張ること。
読ませること。そっちのほうが死ぬほど大事。

なお、このテクニックは「ライティングの超重要テクの一つ」なんで。
本買わないとしても死ぬほど心に刻んでください。


しかも……これは30か40あるテクのうちの1つにすぎない。


そしてそれらが全部、理由付きできっちり解説されてます。

なぜそうするか、そしてどうなるか、
そのためにどうするか……。ばっちりとね。書かれてます。
読んでても、うわー！これ本当にそうだわ！確かだわ！
なんじゃこれー！すごい本を読んでしまった！そんな感じ。

そだね。アフィリエイターなら、この本一冊で30日は
ネタに困らんほどテクニック満載だね。
書いてあることを自分の言葉で説明するだけで、一目置かれますｗ


あと、結構意外だったんですが、キャッチコピーやコピーライターというのは
いわゆる営業とは似て非なるものというのもこの本で知りました。

営業がバスケのように反射神経とテクニックをもって
客と対話する肉体言語だとしたら、
コピーライティングは、ゴルフの優勝パットのように、じっくりと観察し、
環境と対話し、精神を整えて挑む、非常にメンタルな作業だということです。

ライティングはメンタル作業！
知らなかったな。


だから、営業向いてない、内向的だって人にこそ、
逆に向いてるかもしれないですよ。
自分は自信がつきましたｗ


ま、他のコピーライティングを熟読してる人には基礎的な内容ですけどね。
でも、基礎だからこそ奥深いことがたくさん書かれていると思います。
重要度の順番も分かりやすいしね。

これが105円で買えた俺は幸運でしたね。
アマゾンだとよく400円～1200円ぐらいの間をちょろちょろ動いてますｗ
以前、全力で紹介したときは、売り切れて2000円まで値段高騰した（それでも売れてた）。
まあ、一ヶ月たったら落ち着いてましたけどね。

ああ、言っておきますが、定価でも全然安いですからね。
中途半端なライティング教材買うぐらいなら、これ買ってください。

ライティングの入門書として、これ以上ないコストパフォーマンスを誇ってる本です。
伊達に長年、色んな人からオススメされてないですよ。
あるスーパーアフィリエイターなんざ「これ持たずにライティング語るなんて失笑」なんて言ってました。

盗品の奴の続きもかいてあるしねｗ
他にも色々事例がのってますよ。

コピーをまんまパクっても、十分現代に通用します。

ライティング勉強したいならこれは絶対お買い得！
個人的には、3000円まで値上がりしたとしても、手に持ってなかったら
余裕で買います。それぐらい価値がある本。いや、4000円でも買うかも。
それが何百円すか。

買わない人は僕みたいに、4000円の巷のライティング情報教材を
ありがたがって買えばいいんです。
そしてその後にこの本よみましょう。
絶対に後悔するはずですんで（笑


……ああ。そうそう。

ライティングに興味ないし、実践する場所もないけど買っていいですか？

という人。そんな人には、当然ながら、薦めません。買う必要は無いです。
以前、本の転売を行う、せどらーさんにオススメしたんですが、使い道がわからないから
読んでて楽しくないと突っ返されました。うーん、そりゃそうだ……。
せどりだと使う場所はないな。今後アフィリエイター目指してるならともかく。
実践するイメージがないと、そりゃつまんなかろう。

まあ、その人はせどらーさんなんで、すぐ転売して元は取りましたけど
（上で言ったように、これは即売れ本なんで仕入れ値で売れます）。

だけど、文章で、何かを売る人。人の心を動かしたい人。
そういう人には、オススメします。
アフィリエイター？買わずにどーする。

ライティング学びたい。でもお金あんまかけたくない。もしくはない。

それならコレです。安い……けど、旨い。
非常にコスパ高いんで、自信を持ってオススメしますね。







PS：

「シュガーマンのマーケティング30の法則」

や

「シュガーマンのマーケティング成功事例大全　ｂｙダイレクト出版　上下で4000円ずつ」は不要です。

はっきりいって、上は10倍売る文章術の劣化版だし。同じ事をつまらなくいってます。
下はもともとダイレクト出版の本ですが、シュガーマンの本と思えないほど
読みづらいです。長くてダレますし。あと会社運営してる社長向けの本ですし。
属性も違うし。

そうですね。

同じ人が同じテーマで同じ事を言ってるのに、面白さに格別の違いがでる
いいサンプルケースとして捉えたいなら買ってもいいかもしれません。
上の差は何ででるって、書き方以外の何者でもないので。
値段に見合う情報の質とは思えませんけど……ｗ

自分はこれで、シュガーマンですら、書き方ミスるとこの有様か。
と思いました。10倍は何十度も読んだのに、30の法則は一回でギブアップ。
怖いもんだね。



PS2：ライティング教材全般に言えますが。
「面白くなかったら、読まなくていい」です。

他の場合ならありえますよ。「面白くないけど、役に立つ」は。だから我慢して読む、は。
せどり教材でもありました。言ってる事いいのに、凄くわかりづらいとかね。

でも、ライティングでそれはジョークです。
「面白くないのに、役に立つ」ありえません。
世間でいくら絶賛されてようとです。
あなたにとって、が一番大事です。あわなきゃ取り込めないんで。

それはおそらく、その本が本当はダメか。貴方にあわないか。読む時期じゃないか。
どれかです。そして、どれであれ、無理して読むことはないですよ。

僕がライティングの勉強大好きな理由はここにありますｗ
つまらない本は読まなくていいからですｗ
だってそうでしょ。読む必要ゼロでしょ。面白い文章を書くための本なんだから。
それを指導してる本が面白くないとか、存在価値がありません。

あなたにとって、面白い本だけ読めば、いいんです。だから、勉強はいっつも楽しい。

ホント、だからなんで皆ライティング勉強しないのか、不可解ですね。
他の勉強なんて、つまんないけど役にたつとかあるから、クソ面倒なのに。
それがないジャンルなんだけどなー。

ま、僕はこの本はとりあえずこれからも押しまくってきたし。
これからもそうでしょう。売り切れないことを毎回祈るのみですｗ


PS3：万一あわなかったら、アマゾンかヤフオクで売れば買値ですぐ売れますｗ
マイナー本だとこれがやりにくいから困る。