ライティング記「×皆が思ってる事　○皆が「薄々」思ってる事」

これ、ライティング技術……になるのかな？
「共感」を呼ぶ方法……なんだけど、特異かも。

今日、ダイレクト出版のダン・S・ケネディの「世界一シビアな【社長力】養成講座」という本を読んでて思ったんだけど。

いやー、酷いね。中身が酷い。いい意味で。

本当面白いね。まだ途中だけどすげー面白い。
さすがダイレクトマーケティングの始祖だのなんだの言われるだけあるわ。

なんつーか。恐ろしいほど、バッサリ。こんなふうにいっていいのかなーってとこまで踏み込む。
社長として、従業員と仲良くなろうとするな、とか。幸せになろうとするなとか。
まあこんなん序の口なんですけど。

でも……だからこそ、面白い。

昔、海外ニートさんっていう、ブラック会社を罵倒しまくる
凄い人気ブログがあったんだけど、それを思い出した。
　　※今はない。非常に惜しいブログだった。

この人のブログ、すっごい面白かったんですよね。

どんなブログかっていうと……。

日本脱出して海外いこうぜ！
日本の労働環境はおかしい！クソッタレだ！
日本で通用しない奴は世界で通用しないなんて、嘘っぱちだ！
海外いったら、並の真面目さでも、スーパー働き者扱いされるぞ！
お前ら、海外に来い！日本の企業は最悪だが、日本人労働者は素晴らしい！
目を覚ませ！

こんな感じのブログです。

まー攻撃的ですよね。実際、凄い攻撃的でした。
でも、物凄く人気あったんです。僕も連日通ったり、
過去記事を辿りまくって読み返したりしてましたから。

彼のブログの人気ってのは、やっぱり「共感」です。

よく言われますよね？
共感が大事って。

でも、共感を呼ぶっていうのは、皆が思ってることをいうっていうのは、
いわゆる綺麗事を言うことではないです。
綺麗事で共感は呼べません。突き抜けてれば呼べますけど。

大事なのは、皆が思ってる事を言う……

というよりは。

皆が「薄々」思ってる（でも言えない）事を言う

ということです。

よくぞ言ってくれた！っていう感覚を刺激すること、です。


思ってることではないですよ。

「薄々」です。薄々が大事です。
薄々がつかない、普通ーに思ってることってのは、
要するに普通に言えることですから。
そういうのは、共感しないこともないけど、したところで、そうだね、ぐらいで終わります。

でも、「薄々」っていうのは、結局のところ言えない、口にだせないことですから。

そこを代弁すると、よくぞ言ってくれた！って反応が来るんです。

海外ニートさんのブログは「日本の労働環境、常識は間違ってる！」
っていって、「よくぞ言ってくれた！」ってたくさん来てましたけど。

アフィリエイトでも同じですよ。

どんな場面でも、綺麗事みたいなのがあって。
もしくは、間違ってるんじゃないの？この常識。とか。
本当はダメなんじゃないの？この商材。みたいなのがあって。

でも、なんか言い出せないでいる……。

それはしがらみがあったり、反動が怖かったり、
単に回りに流されてるだけだったりで、色々ですけど。

でも、もし、自分がそういう綺麗事に対してなんかを「薄々」思ったら。

他の人も、思ってる可能性、大いにあります。

そしたら、ぶちまけていいですよ。
　　
そういう事を繰り返してくと、絶対ファンは増えますから。
切り捨てる人も出ますけどね（笑
でも、それはしゃーない。気にすることないです。
立ち去る人をはるかにこえて、近寄ってくる人がでますので。

まあ、そうはいっても、できない人も多いんですけどね～。

なんでかって。嫌われたり、不利益を万一こうむったらどうするって思うから。
叩かれたりとか。避けられたりとか。

それを恐れて「薄々」を口に出せない人、たくさんいますから。
というか、薄々、が薄々である理由はそこなんですけど。
皆、叩かれるのが怖い。嫌われるのが怖い。
だから、思ってても口に出せない。
怖くなかったらとっくに出してます。

怖いから、出せない。
だから、求めてる。
代わりに、声に出してくれる人を。

そう、求められてるんです。

貴方の「本音」は。
「薄々思ってること」は。

だから、言うべきですよ。
求められてるんだから。

それをいうから、ダン・ケネディは超人気であり、読んでて面白く。
海外ニートさんも、そうだった。


「共感」ってそこまで踏み込んで、ようやっともらえます。


是非、薄々、に注目してね。